パッチテストしないなら皮膚炎の怖さを思い知れ!

ヘアカラーでパッチテストしないなら皮膚炎の怖さを思い知れ!

パッチテストの重要性を無視している人が多いこと多いこと。ヘアカラーで染める時は、必ず毎回やる必要があります。「私は大丈夫」とパッチテストなんてやってませんよね?

 

やらない人は、皮膚炎が発症してもビビらないでね!

 

めんどくさくてやらないのならヘアカラーを使ってはいけません。小さい頃からアレルギーを持っている人なら警戒するのですが、まったく無縁な人ほど軽く見ているのがアレルギーです。牛乳、小麦、大豆、エビやカニなどの食料品や金属、薬品やある特定の成分に反応してしまう症状で、その種類は多種多様にあります。今までにアレルギー症状が出たことのない人でも、花粉症のように突然発症してしまうのがアレルギーの怖いところです。

 

 

人がアレルギーになってしまうのは、簡単に言うと許容範囲と拒絶があります。例えばコップに水を注いでいくと、いっぱいになりやがて溢れてしまいます。その溢れた状態がアレルギー反応が出てしまった状態です。または、体の細胞がある成分を拒絶や攻撃をして体に反応が出てしまうのです。

 

先に述べた以外にもダニやハウスダスト、日光の紫外線や水(水分、汗)に反応してしまうアレルギーもあります。私の娘も小学生の時に猫アレルギーに突然なりました。遊びから帰ってきた時に顔を腫らし、息遣いが荒かったのでひと目で病院に行かないとマズイと思うほどでした。

 

 

白髪染めにかかわらずテレビコマーシャルでも、若い人向けに明るいヘアカラーをどんどん宣伝してますがアレルギーのことはほぼ触れてません。記載されていたとしても物凄い小さな文字でパッと見に分からない程度です。これも非常によくありません。

 

 

 

パッチテスト(セルフテスト)とは?

皮膚アレルギー試験と言い、ヘアカラーで染める前に自分自身のアレルギー反応が起こるか?どうかを確認するためのテストです。

 

 

皮膚炎の症状

顔がかぶれてもいいのなら、やらないくていいですけど・・・ヘアカラーに入っている成分に反応してしまい、かぶれを起こすことがあります。かぶれは皮膚炎で「一次刺激性皮膚炎」「アレルギー性接触皮膚炎」があります。

 

 

一次刺激性皮膚炎 アレルギー性接触皮膚炎
敏感肌の人で、頭皮にできものや引っかき傷があってヘアカラーを使った時にヒリヒリや痛み、かゆみが出る皮膚炎のことです。アレルギー性接触皮膚炎よりは早く治ります。ヘアカラーやブリーチの成分で起こることが多いです。 食物アレルギー、ぜんそく、花粉症などの有名なアレルギー症状のことです。ヘアカラーの成分で突然発症してしまうことがあり、治りが遅いです。個人差もありますが、体調なども影響されると言われます。
ヘアカラーで発症するアレルギー性接触皮膚炎の症状

症状その1

はじめてのヘアカラーで発症する。今までに使い続けているのに突然発症してしまう

症状その2

染め始めて少ししたら発症する。1日位してから重く発症することが多い

症状その3

1回でもかぶれた人は、月日がたっても必ずかぶれます。使用不可です。

 

 

 

見た目の症状
頭、顔、うなじ、耳の後ろ、などに湿疹やかぶれが出来ます。ほぼ赤みを帯びた状態です。頭に出来ても髪で見えづらいですし、多少のかゆみ程度のことで見逃しやすいです。症状が重くなってくると、表面がじくじく湿ってきたり、ミミズ腫れのような感じや顔に凹凸が出来てしまうほど重症になってしまうこともあります。

 

 

年をとるに連れて体質も変化します
今までの慣れと面倒臭いと思う気持ちでパッチテストをやらないで、頭皮のみならず顔までかぶれてから「やっぱりやっとけば・・・」と発症してから思うはず。ヘアカラーはそれぐらい強い薬を使ってますので気を付けなければいけません。

 

ヘアカラーは下準備も含め面倒臭いです。自宅で簡単に白髪染めをしたいならヘアマニキュア(トリートメントタイプ)で染めるのがいいでしょう。染まり具合はヘアカラーには及びませんがダメージも含め色々な面から見てもその方が良いと思います。

 

湿疹が出来ても自分の判断で「ヘアカラーのせいだ」と思うのもいけません。額や耳のまわり、うなじなどに出ることが多いアレルギー反応ですが、中年でお酒をたくさん飲む人やカビの感染で出来る事もあります。一度出たアレルギー反応はこれから一生、上手く付き合わなければいけませんので、お医者さんで診てもらいましょう。

 

 

パッチテストは面倒臭くても48時間前からするんです
日曜日にヘアカラーで染めようと決心したなら、金曜日にパッチテストをしないといけません。染めたい時間の48時間前から始めます。その間のお風呂は普通に入って大丈夫です。

 

今のヘアカラーは色々な商品が発売されてます。テレビコマーシャルで流れている白髪染めや薬局で売っているものはほとんどそうです。1剤2剤を混ぜるタイプ、泡タイプ、スプレータイプ、クリームタイプのものがありますがすべてパッチテスト必要です。

 

 

 

パッチテストの仕方

① 1、2剤を混ぜるタイプは少量を出して混ぜておいて下さい。量は薄く10円玉位の大きさに塗れる量です。他のタイプは容器からそのまま少量出します。

 

② 綿棒で二の腕の裏側(力こぶの裏側)に10円玉の大きさに塗って自然乾燥させます。

 

③ 20、30分しても乾いてないようでしたらちり紙などで拭きとって下さい。

 

④ 塗った後、30分たった時と48時間たった時に症状を見て下さい。

 

⑤ 塗った所、またはその周囲にかぶれ、水ぶくれ、赤くなっている、発疹、かゆみ、刺激などの異常が感じらたらすぐに洗い流して下さい。この様な人はヘアカラーは使えません。

 

 

30分で見るのは即時性のアレルギー反応を見るためで、48時間後に見るのは遅延型のアレルギー反応を見るためです。48時間後に一番重い症状が出るので注意して下さい。

 

48時間後にテストした所を見て問題がないようでしたら、やっと染めることが出来ます。そして時間を置かず、すぐに染めて下さい。

 

 

将来のことを考えられないあなたが悪い
ヘアカラーはたしかによく染まります。でも後々のことを考えるなら、あえて頭皮や髪を刺激することは避けた方がいいに決まっています。特に男の人は刺激を与え過ぎると泣くに泣けない髪になってしまいます。年をとってから若い時は~とか、よく聞く話です。良く染まるからとか、安いからとかで選んでしまうのです。今からでも遅くはありませんし、あるうちに後悔したくないのならヘアマニキュアタイプで染めた方がいいのです。

 

 

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