部分染めに特化した白髪染めの持ち運びや保存には気をつけないといけません。部分染めに特化した白髪染めとは、刷毛、筆、ブラシ、クシなどが付いたスティック型、ペン型の白髪染めでマスカラタイプのピンポイントのみを染める小さなものは含みません。
有名商品では「利尻白髪かくし」「KIWABI」「レフィーネリタッチカバー」「シラガネーゼポイントリッチカラー」「オリエンタルビューティーカラーフィットスティック」などがこの部類にあたります。
使った後、次に使う予定がないようでしたら筆やクシ先の染料は綺麗に拭き取ってしまいましょう。染料は水分を多く含んでいるので傷んでしまう可能性もあります。もちろん保存料などが配合されているのである程度は問題ありませんが、いちようのため綺麗にしておきましょう。日にちが空いても筆先が乾くことはほとんどありませんのでカピカピになることもありませんが、使う時は一回水洗いしてからの方がいいでしょう。水で洗ったら少し乾かしてから使って下さい。
筆の染料を拭かずに保存していると、いつの間にか染料がゆるくなってキャップ内で液垂れしてしまいますし、知らない間にプッシュしてしまい染料を出してしまうことも非常に多いのです。
キャップ内で出た染料がサラサラの状態になって溜まってしまいます。今度使う時、何も知らずに開けてしまうのでドバっと撒き散らしてしまいます。外出前、時間がない時に限ってこのようになるので非常に苛立ちます。
外出時にバックなどに入れておくと、かなりの頻度でプッシュされて染料がキャップ内に出てしまいます。持ち出す時は押されない対策をしておいた方がいいでしょう。
使用頻度が多い人はいいのですが、いつの間にか使わないようになって、ある日使いたいと思った時に起こりますので特に気を付けて下さい
染料が付いたら落ちづらい
昔の部分染めに比べると色落ちや色移りが少なくなっています。そのため染料は物質に浸透しやすくなっているので、逆の意味だと落としづらくなっているとも言えます。現行のスティック白髪染めの染料の種類は、ヘアマニキュアタイプの白髪染めと同じ種類の染料を使っているものが多いです。この染料は新規染料とも言われ塩基性染料とHC染料になります。
写真はスマホのカバーの部分ですが染料が付いてしまいました。すぐに拭いても落ちなかたので水拭きしましたが、染料が付いた場所は染まってしまいました。写真ではブラウザによって荒くなってしまい見づらいですが、白丸の内側が変色しています。
プラスティックや木でも一回染まってしまったら、内部に浸透してしまうので何回水拭きしても落ちません。このようになってしまったらアルコールなどで拭き取るしかありません。今回もアルコールで無事に拭き取れましたが、染料が付いた場所や物が傷む可能性もあります。アルコールで拭くとそのものの塗料やニスなどが落ちてしまうので、あくまで行う場合は自己責任にてお願い致します。