子供は本能のまま行動するので、かなり残酷な部分があります。思ったことをそのまま言ってしまうので、相手が傷ついてしまうことも分からない場合も多いです。言われた方は悲しく、言った相手は悪気はない、子供達が小さい時によく耳にし感じてきたことです。
園児の時代ならまだいいのですが、物心付く小学校の6年間がキツイと思います。周りの子供達に白髪のことを言われて傷つく前に、どのように返答すればいいのか、考え方や対処方法を教えるのも親の務めです。茶化される程度ならいいですがイジメに発展してしまうと中学校、高校では陰湿になってきてしまいます。この12年間は親御さんの手助けが絶対に必要です。
若白髪は子供のコンプレックスです。白髪染めは母親目線で選ぶ
人とは違うと気付いた時点で子供にとって白髪はコンプレックスになります。子供の白髪を染めるのか、染めないかの判断に迷っているなら是非染めてあげて下さい。特に女の子は敏感なので早めにしてあげた方がいいです。少しでも、分かる範囲でもストレス解消になるのならやってあげた方がいいです。でなければ学校の行く朝になって、「お腹痛い」と始まります。後は自宅で染める白髪染めを、母親目線で選んであげればいいのです。
子供の白髪のことを親御さんが悩み、色々調べると思います。原因を探すのに、子供、白髪、若白髪、遺伝、病気、食生活、ストレスなどの言葉を合わせたものではないでしょうか?そして、答え出ましたか?出なかったと思います。若白髪の原因は、遺伝とされる体臭や視力などと同じくはっきり解明されていないのですから分からないのが当然です。
調べるのも程々に
病名で難しいことを言っても、病気ならどんな症状にでもなりえます。そこまで調べ見るのなら小児科の先生に診てもらった方がいいです。そして、安心を貰ってきて下さい。仮に病名がつくような症状で白髪が生えているのなら、白髪で心配になる前に違う症状で既に小児科か皮膚科に行ってるはずです。
食生活にしても野菜中心にして治るのなら、とっくの昔に原因解明しているはずです。ストレスにしたって大人がストレス解消できないで苦しんでいるのに、どうやって教育するのでしょうか?不思議です。「どうにかしてあげたい」気持ちも分かりますが、調べまくって白髪を治そうとか考え込むのではなく、アレルギーと同じように白髪と上手く付き合っていく方向に気持ちを切り替えていきましょう。
白髪染めは大きく分けると「良く染まる」けど「ダメージが強い」のと、「染まりは物足りない」けど「ダメージがない」ものに別れます。残念ながら現在の技術では、良く染まってダメージがない完璧な白髪染めはありません。
白髪染めはどのメーカーでも、どの商品でも必ずデメリットがあります。いくら時間を掛けて探しても、必ずどこかで妥協点を探ることになります。これを念頭におかないと、いつになっても白髪染めは選べません。
子供の白髪染めでも子供用はありません
子供の白髪染めを選ぶ時に、子供用はありませんので一般のものを使うことになります。自宅で染める白髪染めは、「ヘアカラー」、「ヘアマニキュア」、「ヘナ」の3つのタイプがあり全く別の属性の性質を持つ白髪染めになります。
少数の他のタイプで、空気で染めるもの(酸化染毛剤)や、光で染めるもの(金属変化で染める)がありますが、これらは子供には適しません除外します。また、スティック(筆)タイプは一時染毛料に近く、ある一部分のみ一日だけ隠すのならいいですが、全体染めや部分染めには不向きなのでこれも除外します。
子供が使った時に気になること
気になること | ヘアカラー | ヘナ、インディゴ | ヘアマニキュア |
---|---|---|---|
何回、何年も染める | 絶対ダメ | 大丈夫 | 大丈夫 |
天然、化学 | 化学 | 天然 | 天然+化学 |
アレルギー、皮膚炎 | 可能性があるからダメ | ほとんどの人が大丈夫 | ほとんどの人が大丈夫 |
髪や頭皮は痛む? | 凄い痛む | 痛まない | 痛まない |
色移りは? | ない | 濡れるとある | 濡れるとごく少しある |
色持ちは? | 1~2ヶ月ぐらい | インディゴ1週間 | 1週間ぐらい |
準備、染める時間 | 1時間~1時間30分 | 子供にとっては地獄 | 1時間~1時間30分 |
良く染まる? | 良く染まる | ちゃんとやれば染まる | ちゃんとやれば染まる |
何が心配? | ハゲる | におい、プール、部活 | プール、部活 |
連続で染めれる? | 無理 | 現実的ではない | 毎日でも大丈夫 |
自分でできる? | 絶対無理 | 慣れないと無理 | できる |
子供のための白髪染めの選ぶ時の条件
この条件は守らなければいけません。染まり具合いとか色落ちなどは二の次で構いません。
子供の白髪染めを選ぶ時点でヘアカラーはありえません。ヘアカラーの場合はデメリットが大きいし強いです。その一つ一つが重く残ります。
子供の白髪染めはあくまでも白髪を目立たなくさせるために染めるもので、お洒落に明るく染める必要はありません。染める仕組み上、関係のない健康な黒髪までブリーチして痛めてしまいます。これから何年も染め続けることを考えると、とてもとてもヘアカラーで子供のことを染めることなんてできません。
ヘアカラーが髪を染める仕組みの詳細は、こちらでも確認できます。
ヘアカラー染める仕組み。若い子用の毛染めも白髪染めも同じ
ヘアカラーは、子供が自分一人では染めれません
重要なのが自分では染められないことです。薬品が地肌につけないように塗らないといけませんし、目に入ったら危険なので親御さんがやってあげないとダメです。初めはいいですが長く続けていると大変になってきます。最初は可愛くて何でもしてあげようと思いますが、学年が上がってくると言うことも聞かなくなるので、口喧嘩になることも結構あると思います。
ヘアカラーの基本的な塗布の周期は、最初に全体染めを行い、その後は白髪が生えてきた所だけをリタッチしていきます。全体染めを繰り返すと染めた所の痛みが蓄積されます。髪は痛んだら二度と修復しません。リタッチは頭皮に付けないように塗るので非常に難しいです。
全体染めをして一ヶ月もしないうちに白髪は数ミリ生えてきますので、それだけを塗るのは非常に困難です。仮に一ヶ月おきに染めても、何十年も髪や頭皮に強く負担が掛かり続けてしまいますので、とてもやらせることはできません。そのため、生え際の白髪はどうしても見えてしまいます。
ヘナは天然のものとケミカル(ヘアカラーの成分)のものがありますので成分に気を付けて下さい。ケミカルヘナはダメです。ヘナ、インディゴは植物100%の草木染めなので子供には安心して染めれます。
色の染まりはいいのですが使い方に慣れる必要があります。社会ではなく学校で使うので多くの困難な条件があり、それらをクリアできないとなかなか受け入れるのは難しいです。
ヘアカラーの成分でアレルギーになってしまう人でも使えます。植物アレルギーに関して、ヘナのアレルギーは基本的にありませんので、現時点でインディゴが大丈夫なら使えます。
ヘナはオレンジ色にしか染めることはできません。白髪にオレンジ色が入り黒髪は染まりませんので、オレンジ色のメッシュになります。この後にインディゴで茶色~黒色に染めていきます。
ヘナ、インディゴは所要時間がかなり掛かります
インディゴも一回ではダークブラウンぐらいにかなりませんので、もっと黒くするにはこの後に、インディゴのみで二、三回行う必要があります。所要時間も準備から終わりまでかなり必要になり、一日ではできません。子供には地獄の時間となります。
ヘナとインディゴの詳細な染め方は、こちらでも確認できます。
ヘナの染め方。成分や特性を知りこの方法でやれ!実録手順書
インディゴが難しい
インディゴは空気に触れると酸化して発色します。黒色にするのも一回では限界があり回数を重ねていきます。時間調整が上手くいかないと、緑色や紫色で発色がストップしてしまうことありますので慣れが必要です。上手く発色しなくても、ヘアカラーのように失敗したら大変なわけではありませんので大丈夫ですが、また手間が掛かってしまいます。
ヘナ、インディゴは独特な草のにおいがします
塗布した後にシャンプーでは洗い流しません。お湯で洗い流しますのでにおいがかなり残ります。ヘナの方がにおいます。朝塗布が終了すれば夜、または次の日にはシャンプーで洗えますがにおいは二日ぐらいは残ると思って下さい。塗布した次の日に学校に行くと、他の子に間違いなく「くさい」と言われます。連休の間に染めるとか、においの対策を練る必要もあります。
ヘナ、インディゴで染めるとキシみます
ヘナ、インディゴで染めると髪はキシみます。悪いキシみではなく、髪をコーティングして指通りを良くする化学成分が髪に付着していないためです。ヘナの後にインディゴで染めるとよりキシみますので、ホホバオイルなどの植物性の良質なオイルでヘアケアは必要です。やらないとブラッシングもできないぐらいになり、ドライヤーを掛けるのもキツイです。
色落ち、色移りする。どのくらいの間隔で染めるのか
ヘナ、インディゴで染めて一週間ぐらいは、色落ち、色移りします。色が落ち着くまで濡れるとタイルや衣服に色移りします。特に夏場の汗とプールには要注意です。余分な染料が落ちきれば大丈夫なのですが、濡れた状態でタオルでゴシゴシするとかなり移ります。
ヘナは色が定着すると色持ちはかなりいいのですが、インディゴは一週間ぐらいで色が落ちてきて下地のオレンジ色がメッシュのように見えてきます。外で遊ぶと太陽光でより茶色に見えてしまい、必ず指摘されますので先生の理解も必要になってきます。その都度染めると色移りの心配もありますので、この辺のローテーションも考えないといけません。
見えてきた白髪のリタッチをどうするか
白髪が少しでも生えてきたらすぐに染めると思いますが、白髪を黒色まで染めるのには同じような工程を行わないといけません。連続で染めるとなると大変で、現実的ではありません。そのため生えてきた白髪はどうしても見えてしまうのかなとも思います。
慣れれば自分でも染められますが子供にとってはヘナを使うこと自体、苦痛に成りかねません。いかにして生活のリズムの一部として行えるのかを考えないとまず難しいです。
ヘナとインディゴの特徴や使い方は、こちらでも確認できます。
ヘナを理解しないで白髪染め。そんなあなたは必ず失敗!
学校から帰ってきたら白髪が見えている、明日学校があるから染めないとダメ。それも夕方だとこれから夕ご飯もやらないといけないしと色々大変です。こんな時いつでも、簡単に、染められるのがヘアマニキュアの強みです。
ヘアマニキュアはトリートメントと同じように使えますので、子供でも自分で簡単に染めることができます。お風呂に入りながらでもできますし、先に塗布して放置時間はテレビ見ながら、ゲームしながらでも染めれるのが親としてもかなりに楽です。
ヘアマニキュアのシャンプータイプもありますが回数を重ねないと染まりませんので、一気に染めたい子供には不向きです。トリートメントタイプの方が染まります。
現在のヘアマニキュアは髪や肌に優しいものが主流になっていますので、安全面に対して各メーカーも非常に敏感です。アレルギーの人でも使えるのは大前提で、それに付加するように頭皮や髪の改善に向けた栄養素を配合しているのもヘアカラーやヘナとは違う点です。
白髪染めの成分が化学のものでも、できるだけ刺激がないようなレベルにしており安心して使えます。塗布の際に頭皮に揉み込んだり、肌に垂れてきても大丈夫なので湯船に浸かったまま染めたりできます。
メラニン色素を破壊したり、キューティクルをいじらないから髪が痛まない
髪が痛まないのは、ブリーチやキューティクルをいじらないからです。現行の人気商品の染料には塩基性染料とHC染料が使われています。これらの染料が髪の表面に付着するのと、髪の内部の浅い所に浸透して発色するため、ヘアカラーのように何かを壊して発色させるわけではありませんので髪が痛みません。
染料が自然な形で付着、浸透しているので、逆に自然な流れで落ちていきます。これがシャンプーで徐々に落ちていく原理で、ヘアカラーに比べると色持ちが悪いと言われる所以です。
ヘアマニキュアの一般的に配合されている成分の一つ一つの詳細は、こちらで確認できます。
白髪染め成分一覧表。ヘアマニキュア、半永久染毛料の成分
ヘアマニキュアは染まらないと言う年配の方は多いですが、それはヘアカラーと比べてしまうからです。ヘアカラーは髪のダメージを無視して染めることのみを目的としているので、染まるのは当たり前です。ヘアマニキュアは髪や頭皮にダメージがないように染めることを目的としているので、同じ土俵ではないため比べられません。
現在のヘアマニキュアは昔のものに比べると格段に染まりが良くなって、色持ちも長くなってますので年配の方のイメージとはだいぶ変わっていると思います。今は自然派志向の人も多くヘアマニキュアの人気が非常に高いので、今後はヘアマニキュアが白髪染めの主流になっていきます。
または、ヘアマニキュアのタイプでトリートメントやシャンプーはヘアカラーと違い、染まりの良し悪しが商品によってもその差が大きいのでもしかしたら染まりが悪い商品を使って、もう使いたくないと思ってしまったのかもしれません。
ヘアマニキュアは徐々に染まるのが一般的ですが、良く染まる商品で染めると一回だけでもそれなりに染まります。白髪の量や髪の長さなどの違いがあっても、二回行えばほぼ染まります。
ヘアマニキュア染まらないと言う人の中に、染まりが薄かったり、染め残しを理由にしていることがあります。このような理由の場合は、ほとんど染め方に問題があります。ヘアマニキュアの染め方のコツは、染料を頭皮に揉み込むように塗ると染まりが薄かったり、染まりが悪くなることはありません。
子供の白髪染めの色はブラックがいい
白髪染めの色は黒髪(白髪以外の髪)の色に合わせて色を選びますが、そこまで茶色が強くなかったらブラックで染めた方がいいです。ブラックで染めても暗い濃いグレーぐらいですので、いかにも染めましたのような真っ黒にはならなく自然な色合いです。
ダークブラウン系の色で染めたところの黒髪を太陽に透かして見ると、茶色にベールが掛かったように見えます。学校は髪が茶色に見えることに非常に敏感なので黒色の方が無難だと思います。また、インディゴとは違いますのでダークブラウンで何回染めてもブラックにはなりません。
色落ち、色移り
髪が乾いた状態だと色移りは心配しなくても大丈夫です。髪が濡れた状態だと色が移ることがあります。ヘナ、インディゴより全然色移りは少ないです。子供の場合、部活で汗を多くかいた時、プールで髪をタオルで拭く時は注意が必要です。大人と違い子供はゴシゴシ強く拭いてしまうのでこの辺はどうしようもありません。色の落ち方や移り方は全然落ちない人もいるので、家のお風呂上りで試してみて下さい。
褪色に関しては、一週間ぐらいで色はシャンプーで徐々に落ちていきます。落ち方にも差があり、もっと色持ちが長くなる人もいます。
生え際の白髪を見えなくできる
子供の白髪で非常にネックなのが生えてきた数ミリの白髪です。これを現実的に染めることができるのはヘアマニキュアだけになります。頭皮から数ミリの白髪を染めるには、頭皮に揉み込むようにして染めないといけないので、白髪染めの成分もできるだけ刺激が少ないものでなければいけません。
ヘアマニキュアは気軽に使えますので色落ちが始まる前に使うようにすれば、ずっと黒いままでいられます。このため、白髪がほんの少し生えてきてもすぐに染まってしまうので、白髪が見えることがなくなり心配しないで済みます。
子供は難しいことは分かりません
このようなことで学校のような特定の条件下で使うには、ヘアマニキュアが適しています。長い目で見ないといけませんので、親御さんもできるだけ負担が掛からないものがいいと思います。子供に「良く染まるから」とか「髪や肌に良いから」とかいっても分かりません。ただ隠したいだけですので、難しいことを言っても無理です。
子供には生活一部のように、無理せず自然な流れで染めれるのが一番だと思います。お風呂の一連の流れで、いつの間にか「染まってた.」というような感覚になるよう上手くレールを敷いてあげて下さい。
子供の白髪染めは、ただ良く染まるだけではダメです。成分も、より刺激物がなく安全でなければ親としても安心できません。現行の白髪染めの中でもダントツに髪や頭皮に優しく、良く染まるのがLPLPヘアカラートリートメントになります。私が上記であげていた内容は全てLPLPで染めた状態のことをさします。
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